COZUCHI(コヅチ)で不動産投資、メリット・デメリットは?他社比較も
この記事に辿りついたあなたは「COZUCHI(コヅチ)」が気になっているのではないでしょうか?
COZUCHI(コヅチ)とは、不動産に投資するタイプの、不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
この説明だけだとイマイチ理解できない人や、「あやしい」「本当に利益出るの?」と不安になるかもしれません。
ということでこの記事では、COZUCHIのメリットやデメリットについて紹介します。それだけではなく、他の不動産クラウドファンディングサービスと比較して何が違うのかについても解説しています。
目次
COZUCHI(コヅチ)はアリ?ナシ?
筆者は12-13年ほどメガバンク系の証券会社で勤務していた実績もあるので、投資の世界には明るいです。
そんな僕の結論からお伝えすると、COZUCHI(コヅチ)の不動産投資型クラウドファンディングは「アリ」です。
個人的にリサーチして結果として、非常に魅力を感じてます。
・1万円から投資が可能
・簡単に登録できる
・好きなビルやマンションを選ぶだけ
というシンプルな仕組みも人気の証拠だと思います。
ということで、ここからはCOZUCHIについて詳しく解説をしていきますね。
そもそもCOZUCHI(コヅチ)とは
COZUCHI(コヅチ)はLAETOLI株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
LAETOLIについて簡単に説明をすると、リノベーションや不動産関連の事業を行う不動産会社です。これまでの投資ノウハウを再現させるべく、COZUCHIを運営しています。
COZUCHIでは賃貸用のマンションの案件から数億円規模の事業性の大型ビルまで、2022年10月時点で200億円以上の募集実績があります。
不動産投資型クラウドファンディングって何??
不動産投資型クラウドファンディングはクラウドファンディング利用した不動産投資です。
クラウドファンディングはネット上で多数の人から資金をあつめる仕組みのこと。
一般的に不動産投資といったら最低数千万、数億円必要になるケースもありますが、不動産投資型クラウドファンディングなら多数の人から資金を集めるため最低投資金額は1万円前後です。
資金面でのハードルはかなり低くなります。
また、不動産投資はオーナーが様々なことを管理しなければいけませんが、不動産投資型クラウドファンディングなら運営会社が全て行なってくれるので投資家はお金を出すだけでオッケー。
面倒な手間はすべておまかせすることができます。
運用がうまくいけば元本に加えて分配金がもらえますが、実際の不動産投資同様にリスクがあります。
運用が上手く行かない場合は損失がでることもありますのでしっかりと理解して投資をするようにしましょう。
COZUCHI(コヅチ)のメリット
ではここからはCOZUCHIのメリットについて解説をしていきます。
さきほどの簡単にお伝えしたように、
・1万円から投資が可能
・簡単に登録できる
・好きなビルやマンションを選ぶだけ
というメリットもありますし、
・利益再現の高い不動産に投資可能
・想定利回りや運用期間が幅広い
・収益タイプが異なる様々なファンドに投資できる
・優先劣後方式を採用
・やめたいときは簡単に解約できる
などのメリットもあります。
これらのメリットの中から重要なポイントを細かく解説していきます。
利益再現の高い不動産に投資可能
メリットの1つとして、運営会社によって好立地かつ収益性の高い投資物件が厳選されていることが挙げられます。
不動産クラウドファンディングでは、現物不動産投資のように投資家が物件を購入や管理する必要がなく、投資後は分配金をもらうだけでOKです。余計な作業はいらないのでプロにお任せ。プロたちが厳選した物件に手間をかけることなく投資することができます。
COZUCHIのキャッチコピーは「スマホで手堅く資産運用COZUCHI」で、投資経験が少ない人やCOZUCHIをこれからスタートする人も、スマホから気軽に使える手軽さをコンセプトにしています。
想定利回りや運用期間が幅広い
想定利回りが2%程度のファンドから20%のファンドまで、幅広く提供されているという特徴があります。
運用期間も2ヶ月程度から2年程度まであり、あなたは幅広い選択肢からリスクやリターンのバランスを調整しながら投資をすることができます。
案件によってはまちづくりや再開発案件などもあるため、クラウドファンディングを通じてよい街や社会づくりに参画したいと考えている方にも向いています。
収益タイプが異なる様々なファンドに投資できる
提供されるファンドは、インカムゲイン型やキャピタルゲイン型などの収益のタイプで分類されます。
インカムゲイン型では分配金による収益を、キャピタルゲイン型では物件売却時の収益を想定したファンドとなります。
インカムゲインを得ながら、最終的に物件の売却益も期待できるキャピタルゲイン重視型のファンドもあります。
利回りや運用期間だけではなく、ファンドにもタイプがあるのがCOZUCHIの特徴であり、投資家は自分のポートフォリオに合ったファンドを選択しやすいといえますね。
優先劣後方式を採用
COZUCHIでは優先劣後方式を採用して投資家を保護しています。
あまり聞いたことがない言葉だと思いますが、優先劣後方式とは、損失が発生した場合は劣後出資者である運営会社が先に負担し、利益が発生した場合は優先出資者である投資家に優先的に分配が行われる仕組みです。
この仕組みがあることで、投資家が出資した元本が守られやすくなり、リスクを抑えた資産運用が可能になります。
ただし、優先劣後方式であってもファンドの損失が非常に大きい場合、運営会社のLAETOLI株式会社が補填できる金額を超えてしまう可能性は0ではありません。
優先劣後割合を確認しつつも、ファンド単体のリスクを考慮した投資判断を行うことが大切です。
COZUCHIでは、2022年10月時点でこれまで償還実績100%を維持しています。
やめたいときは簡単に解約できる
いま存在している不動産クラウドファンディングサービスでは、出資後は契約期間中だと途中解約ができず、自分のタイミングで出金することができなくなっています。
COZUCHIでは事務手数料が必要にはなるものの、基本的にいつでも途中解約が可能です。急な事情ができてお金が必要になった場合でも、解約申請の翌月には換金することができます。安心ですね。
COZUCHI(コヅチ)のデメリット
さきほどはメリットをお伝えしましたが、その一方で、COZUCHIでは下記のデメリットがあります。
・元本保証がない
・運営会社が非上場
・分配金は総合課税
・全ての案件に応募できない
・案件ごとに入金する必要
元本保証がない
COZUCHIは投資なので元本保証はありません。
たしかに優先劣後方式によって投資家の出資元本が毀損するリスクが軽減されていますが、絶対に元本を毀損しないということではありません。
経済情勢や社会情勢によって不動産市場が低迷した場合、物件の価格が下落したり、入居者が減少したりするなどの影響が出る可能性があります。
これはCOZUCHIだけではなく、すべての不動産投資に伴うリスク(というか、全ての投資には元本保証はありません)であるので理解しておきましょう。
運営会社が非上場
不動産クラウドファンディングのなかには上場企業が運営していることもありますが、COZUCHIを運営するLAETOLI株式会社は非上場企業です。
不動産クラウドファンディング選びでは、運営会社の経営状況がどのような状態であるか確認できるかどうかも重要なポイントの1つとなります。
上場企業では定期的に決算情報を確認することができますが、LAETOLI株式会社は決算情報を開示する義務がないため、正確な経営状況を把握するのが難しいデメリットがあります。
分配金は総合課税
これも全ての不動産クラウドファンディングに言えることですが、分配金(=利益)は支払金額に対して所得税及び復興特別所得税を合わせた20.42%が源泉徴収されます。
この分配金は税制上「雑所得」の扱いとなり、総合課税の対象となります。
なので、一定金額を超えた利益が発生した場合は確定申告が必要になります。
株式投資で利益が発生した場合の「申告分離課税」のような税制メリットもありませんので、利益が出たら確定申告をしたり、税金が増える可能性があります。
全ての案件に応募できない
COZUCHIでは先着順だけではなく抽選制のファンドも提供されていますので、投資家が参加しやすい方法で投資することが可能です。しかし、どちらの場合でも、多数の応募が集まった場合には、投資したくてもできない可能性があります。
特に人気の高いファンドでは、応募者が殺到するケースがあり、ファンドに投資できる可能性はより低くなります。
2022年5月に募集された「代々木公園 事業用地ファンド」は36億円という大きな募集金額でしたが、わずか3時間37分で募集完了となりました。人気案件は必ず投資できるわけではない、ということに注意しましょう。
案件ごとに入金する必要
案件ごとに入金口座が異なる、という特徴もあります。ファンドに当選した場合は、その都度その都度お金を入金することになります。
株式投資や投資信託や債券売買のように、証券口座を開設して入金しておくシステムではありませんので注意してください。
まとめ
今回は不動産投資型クラウドファンディングサービス「COZUCHI」のメリットやデメリットについて紹介しました。
COZUCHIは
・1万円から投資が可能
・簡単に登録できる
・好きなビルやマンションを選ぶだけ
・利益再現の高い不動産に投資可能
・想定利回りや運用期間が幅広い
・収益タイプが異なる様々なファンドに投資できる
・優先劣後方式を採用
・やめたいときは簡単に解約できる
などのメリットがあります。
特に、途中解約に対応してくれるのは安心できる魅力です。
一方で、元本保証がない点や、運営会社が非上場である点、案件ごとに入金が必要になる点はデメリットとなります。
適切な投資判断を下すためには、サービスの特徴に加えてメリット・デメリットを把握することが重要です。
これからCOZUCHIを検討するときの参考になれば幸いです。
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