音読と黙読、どっちが脳の働きを活性化するか考えたことありますか?
1週間くらい前のメールで
脳内断捨離についてお話しましたが
けっこう好評で数名の方から
メールで質問も多かったので、
その流れでもう少しお話します。
脳内断捨離について復習すると、
頭の中で抱えている不安を書き出して
どんどん”見える化”していこう、
というのもでした。
そこで今日は同じ
”見える化”のお話として、
タスクの”見える化”を
していきましょう。
多くの現代人は
多くのタスクを抱えています。
タスクとは簡単に言えば
作業とは仕事という意味ですね。
ではどうすれば効率良く
タスクをこなせるでしょうか。
効率的にさくさくと
タスクをこなせる人生と、
非効率で全然作業が
進まない人生と、
あなたはどっちを望みますか?
僕もこれまでに
時間管理やタスク処理について
本を読んだり、セミナーに出たり、
成功している経営者から実際に聞いたり、
かなりの引き出しを持っています。
ということで
その方法をシェアしますね。
僕も実際に使っていて良い感じなので
ぜひ試してみてください。
まず、朝起きたら
その日の必須のタスクを書きだします。
ノートにメモしてもいいですし、
僕みたいにエクセルやスプレッドシートに
アウトプットしてもいいです。
これで”見える化”できるので
あとはそれをこなしていくのですが、
どの順番でタスクを進めるのが
最も効率的なご存じですか?
ハーバードビジネススクールで
検証した研究結果があるので
まずは先にご紹介します。
どのような研究かと言うと
タスク処理にについて
3つのやり方を用意して、
どのやり方が
最も効率が良かったかを
リサーチしたものです。
1つめは、
朝にその日1日の
タスクを全て書き出して
重要で大変なタスクから
こなしていく方法。
2つめは、
朝にその日1日の
タスクを全て書き出して
そのまま順番通りにこなして、
ひとつのタスクが終わるたびに
チェックを入れる方法。
3つめは、
朝にその日1日の
タスクを全て書き出して
簡単に終わりそうなタスクから
順番に整理していって、
その順番に作業を進める方法。
この3つのうち、
どの方法が最も効率良く
タスクをこなせたか?
答えは、3です。
え?簡単なやつから終わらせるの?
なぜ3の方法がベストかと言うと、
その理由は2つあります。
1つは、
簡単なタスクだとやる気が出る
ということ。
大変で困難なタスクは、
取りかかる前からやる気が落ちて
やる気のホルモンである
ドーパミンやセロトニンが分泌されません。
それに対して、
簡単なタスクであれば、
「あ、すぐ終わりそう(笑)」
と脳が考えるので、
ドーパミンやセロトニンが
分泌されるのです。
しかも、実際に簡単なタスクを
ひとつずつ終えることで
あなたの脳が満足感を覚えて
ドーパミンやセロトニンが
どんどん分泌されるのです。
どうしても最終的には
困難なタスクが残りますが、
その頃には脳も活性化されていて
いい感じに進めていくことができます。
そしてもう1つの理由は、
簡単な順に並び替えたリストを
そのまま進めていくことです。
1日の途中で
この順番を変えようとすると、
その度に脳で考える必要があるので
脳にとってはストレスです。
なので順番を決めたら変えずに
その通りにこなしていくことで
脳に余計なストレスをかけずに
効率良く進めることができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
そして、ここからは
僕のオリジナルなのですが、
朝に書き出したタスクを
全て音読するようにしています。
音読です。声に出して読み上げます。
なんでそんなことするの?
普通に黙読で良いのでは?
そこがポイントなのですが、
実は音読と黙読とでは、
脳の働きに大きな違いがあります。
音読の方が同時に
複数の感覚を使っていて、
脳内で複数の処理を行います。
音読で使用される感覚は、
文字を読み取る「視覚」だったり
それを再び聞く「聴覚」があります。
さらに、音読で生じる処理として
「文字を読み取る」
「読んだ文字の意味を理解する」
「理解した文章を声に出す」
「声に出した文章を音として聞く」
「音として聞いた文章を再び理解する」
などなど、たくさんあります。
音読は非常に多くの処理を
同時にこなす複雑な行為です。
これにより
脳全体が満遍なく利用されて、
結果的に脳が活性化されていきます。
黙読には特に音が関わりませんので、
音読ほどの複雑さはありません。
基本は目だけの処理になります。
だから、
脳の働きを効果的に高めるには
黙読より音読のほうがオススメです。
こちらも試してみてくださいね。
それでは。
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